2024.12.25
石川県珠洲市で、子ども向けAI生成体験イベントを開催
能登半島地震では、奥能登地方では、能登半島地震の影響で習い事教室やスポーツチームがなくなり、地域全体で子どもたちの活動の場が減少する厳しい状況にあります。(※詳細はYahoo!ニュースの記事をご参照ください:ピアノ・野球・学習…能登被災地で学びの場が消滅、子供たちに「体験格差」
2024年11月16日、ピースウィンズは、能登半島地震の影響で子どもたちの習い事や遊び場が大きく減少している石川県珠洲市で、子どもたちに学びの機会や居場所を提供したいという思いから、AIをテーマにした体験イベントをオンライン開催しました。
今回のイベントには珠洲市出身で、現在アメリカに在住しAmazonで活躍する舟木さんと、同じくAmazonで働くうたこさんがオンラインで講師を務め、AI技術を使った画像生成や音楽制作を通じて子どもたちに新しい体験を届けました。
6歳から16歳の子どもたち18名が参加したイベントでは、AIを使った画像生成や音楽制作を体験したり、ミニゲームを通じて他の子どもたちと協力しながらAI技術に触れたりと、幅広い年代が楽しめるプログラムを用意。
特に、AIを使った画像生成や音楽制作に挑戦し、自分だけの作品を作り上げる楽しさに夢中になった様子が印象的で、ミニゲームでは年齢を超えた協力が生まれ、笑顔があふれる場面も多く見られました。
また、講師の舟木さんとうたこさんが、自身の仕事や海外での生活をリアルな体験を交えて語ると、子どもたちは目をキラキラと輝かせ、「もっと知りたい」という声も上がりました。技術だけでなく挑戦する楽しさや勇気の大切さも教わり、温かい雰囲気の中で新しい学びが広がる時間となりました。
子どもたちや保護者の声
イベント終了後には、参加者や保護者から次のような感想が寄せられました:
「AIが考えていることが分からなかったけど、面白かった!」
「画像や音楽を作るのが楽しく、家でもやってみたいと思いました」
「AIがここまで進化していることに驚きました。もっと知りたいと思うきっかけになりました」
「2人の講師の仕事や生活について実際の話が聞けてよかったです」
「ミニゲームで友達と協力するのが楽しかった」
「親の私も初めて知る内容が多く、とても勉強になりました」
また、AI技術の進化に対する驚きや、将来の仕事への期待と不安を語る声もありました。「AIを仕事に活用できるようになれば便利だと思うけど、仕事がなくなる心配もある」という意見は、大人も共感できる現代的なテーマです。
こうした取り組みが、地域の子どもたちの成長を支える一助となることを期待し、ピースウィンズでは今後もさまざまな学びの場を提供していきます。