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2025.08.13
2025.08.14

【能登・被災地子ども支援】笑顔と歓声が響く珠洲の新しい居場所!こどものひろば(仮称)プレオープンに「ちいさなテントサーカス」がやってきた!

2025年8月10日、石川県珠洲市に「こどものひろば(仮称)」がプレオープンしました。能登半島地震で甚大な被害を受けたこの地で、子どもたちの未来を照らす希望の拠点となるべく、初日から「ちいさなテントサーカス」(NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会)を招いた特別イベントを実施。子どもたち55人を含む総勢118人もの方々が来場し、外の土砂降りが嘘のように、笑顔と歓声に満ちた特別な一日となりました。

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雨の中、多くの来場者で賑わったピースウィンズ・ジャパン珠洲事務所のプレオープン

笑顔と歓声が響いた一日:子どもたちのための特別なイベント

プレオープンを記念して行われたイベントでは、普段なかなか体験できないエンターテイメントが目白押しでした。

「ちいさなテントサーカス」の魔法が子どもたちを包み込む

イベントの目玉の一つは、ユニークなクラウンたちが繰り広げる「ちいさなテントサーカス」!軽快な音楽に合わせて、クラウンたちが様々なパフォーマンスを披露すると、子どもたちは目を輝かせ、会場からは大きな拍手と笑い声が巻き起こりました。

サーカスの代表からは、「普段は北海道から沖縄の46の小児病棟で活動しています。クラウンにできることはパフォーマンス。それをやって、見てくださる方々が笑顔になってくれて本当によかった」とのコメント。その言葉通り、子どもたちの顔には、不安や悲しみを忘れさせる純粋な喜びが溢れていました。

 

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「ちいさなテントサーカス」のクラウンたちとピースウィンズスタッフ

全身で楽しむ!「TANO」ゲームで汗だくに

さらに会場を盛り上げたのは、「TANO」という全身を使って遊ぶ体験型ゲームです。画面に映し出される指示に合わせて、ジャンプしたり、声を上げたり、大きな動きで全身を使って楽しみます。

「わぁー、もっとやって!」「もう一回!」と、子どもたちの大きな声が会場に響き渡り、大人も交じって夢中になる姿が見られました。ジャンプをするゲームでは、ヘトヘトになる子どもたちが続出するほど、室内とは思えないほど身体を十分に動かすことができました。イベント後には「またゲームやらせてね!」と名残惜しそうに帰る子どもたちの声が多く聞かれ、心ゆくまで楽しんだ様子が伺えました。

TANO

ゲームに夢中!全身を使って遊ぶ子どもたち

TANOのこれまでの活用についてはこちら

心に響くメロディー:星城中学校音楽部の温かい演奏

会場に温かい彩りを添えてくれたのは、愛知県星城中学音楽部の生徒たちによる演奏。子どもたちに向けて披露されたのは、「愛を込めて花束を」や「情熱大陸」といった、聴く人の心を明るくするような選曲。不安そうな顔で壇上に上がった中学生たちも、いざ演奏が始まると、来場者のノリの良さに感動した様子でした。

演奏後には「参加してくれた人のノリがよく、直前まで不安がありましたが、音楽に乗ってくれてうれしかった。楽しんでもらえてよかった」「今回、僕たち、『元気になってほしい』とか、そういう意図・想いがあって、明るめの曲を選曲しました。その点を感じ取ってもらえたら嬉しい」と、被災地で暮らす方々への深い想いを語ってくれました。彼らの真摯な想いは、きっと会場の子どもたちにも届いたはず。

 

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星城音楽部の中学生たちが、子どもたちの心に響くメロディーを届けました。

特別な「美味しい」体験も!

さらに、会場にはキッチンカーも登場。来場者からは「珠洲で普段食べられないものがここで食べられて嬉しい」との声が上がり、イベントに彩りを添えました。

ピースウィンズ珠洲事務所統括・橋本笙子さんが語る「未来への拠点」

今回のプレオープンとイベントを統括した橋本笙子さんは、イベントを振り返り、こう語りました。
「雨の中、たくさん来てくれてよかった。みんなの笑顔を見れたのが何より嬉しいです。外は土砂降りで大変でしたが、本当に笑顔と笑い声に包まれた空間ができてよかった」

今後の事務所の活動については、珠洲の子どもたちへの深い愛情と展望を語ってくださいました。
「今後は子どもたちにとって本当に『あそこに行きたい』って思えるような場所づくりをしたい。子どもたちが安心して、たくさんの体験ができるようにしたいです。外には安心して走れる場所も少ないので、この事務所で自由に身体を動かせる環境があるのは良いことだと思っています」

珠洲の現状を深く理解している橋本さんの言葉からは、この事務所が単なる施設ではなく、子どもたちの成長と心の回復を支える「居場所」となることへの強い決意が伺えます。

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来場いただいた子どもたちとコミュニケーションをとるピースウィンズスタッフ

ピースウィンズの継続的な支援と未来へのコミットメント

ピースウィンズ・ジャパンは、能登半島地震以来、石川県珠洲市で途切れることなく支援活動を続けています。緊急期には医療、捜索・救助、避難所運営支援、物資支援などを実施。現在は仮設住宅への支援や地域コミュニティ支援、生活再建相談、そして今回の新事務所開設を機に、子どもたちへの支援などを通じて、被災地に寄り添った活動を展開しています。

2025年6月には珠洲市と「包括連携協定」を締結し、復旧・復興を多角的に推進しています。珠洲事務所は、この長期的な取り組みの中核を担う重要な拠点となります。

協定に関する詳細はこちら

笑顔を広げるためのご支援を

今回のプレオープンは、珠洲の子どもたちに、日常とは異なる特別な体験を届け、笑顔あふれる時間を提供することができました。これは、ひとえに地域の皆様のご協力、そしてピースウィンズの活動を支えてくださるサポーターの皆様のおかげです。

能登の復興には、まだまだ時間がかかります。特に、未来を担う子どもたちの心のケアと成長支援は、長期的な視点での継続が不可欠です。ピースワラベを運営するピースウィンズ・ジャパンは、この珠洲事務所を拠点に、子どもたちが安心して過ごし、学び、遊び、そして未来への希望を育むことができる「居場所」づくりに全力を尽くしてまいります。

この活動は、皆様からの温かいご支援があってこそ成り立ちます。
珠洲の子どもたちの笑顔を、そして能登の未来を支えるピースウィンズ・ジャパンの活動に、ぜひご関心をお寄せいただき、サポーターとしてご参加いただければ幸いです。

皆様のご支援が、子どもたちの明るい未来に繋がります。

ピースワラベサポーターに関する詳細はこちら
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どんな環境で育つ子どもも自身の未来に希望を持ち、その明るい未来を掴み取る力をつけてほしい、
私たちピースワラべはそう願って支援を続けていきます。そのためには、皆さまからの温かいご支援が欠かせません。
一人でも多くの子どもたちに、成長と学びの場を届けるために、どうかお力添えをいただければ幸いです。

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振込先:特定非営利活動法人ピースウィンズジャパン
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電話:0120-252-176(受付時間:平日10時~17時) 
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