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2025.10.23

大学生による児童養護施設支援―“ともに笑い、ともに成長” 現場直前2日間レポート

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10月初旬、児童養護施設に暮らす子どもたちへの伴走支援プロジェクト「JUMP」の活動を担う大学生サポーター研修を行いました。

「自分に寄り添ってくれる誰かがいる――」

JUMPプロジェクトは、児童養護施設で暮らす子どもたちの“今”に大学生サポーターが伴走する取り組みです。学び、遊び、趣味、悩み…子どもたちの日常に、信頼できる“お兄さん・お姉さん”として関わります。目指すのは、子どもたちに自己肯定感と挑戦する力を届けること。そして、施設を巣立った子どもたちが今度はサポーターとして次世代へバトンを渡していく“循環型コミュニティ”。この想いに共感した大学生が全国から集まります。

9月からの全国公募には多くの応募があり、選考を経て、熱意あふれる11名の大学生が新メンバーとして決定。児童養護施設での活動開始前に、2日間に渡る濃密な研修が行われました。

【1日目:対話と信頼、支援の基本を学ぶ】

選ばれた大学生らの初めての顔合わせの日。初日の会場は、張り詰めた緊張で包まれます。
ですが、アイスブレイクの自己紹介で“意外な一言”を交えて話すうちに空気が柔らかくなりました。

「自分は子どもたちにどんな存在でありたいのか」。
施設運営や子どもの権利、社会人としての基本的マナー、リスク管理や個人情報の守り方…支援の土台となる幅広い内容をじっくり学びました。

現場で起こりやすい事例――「LINEを交換したい」「SNSでDMがきた」など、年齢の近い大学生だからこそ起こる“断りにくい場面”もグループ討議。正解を押しつけるのでなく、「なぜそのルールが必要なのか?」と“理由”まで考えること。支援者としての責任と葛藤を「自分の言葉」で考える時間になりました。
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【2日目:遊びと体験で深まる仲間の輪】

2日目はレクリエーション中心の研修を行いました。

「人間ビンゴ」「フルーツバスケット」で、お互いの意外な個性や共通点を発見し、心がぐっと近づきます。懐かしい「椅子取りゲーム」には、全員が本気!会場に大きな笑いが響きました。
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後半戦は、白熱のカードゲーム大会。

「はぁって言うゲーム」では普段見せない表現力やユーモア、新たな一面にみんなが爆笑。
続く「犯人は踊る」では、はじめての人もルールを教え合い、すぐに夢中に参加。
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それぞれの遊びを通して感じたのは、遊びには不思議な力があるということ。

「本気で笑う」「本気で悔しがる」、うまくいかない場面も、笑いと仲間のサポートで力に変わっていきます。言葉や技術を超えて、信頼はこうして育つのだと皆が実感しました。

そして夕方、葛西臨海公園のバーベキュー広場へ移動。
準備から片付けまでみんなで協力し、火を囲んで食材を焼いて語り合う――
――その時間はまさに“JUMP大学生サポーター研修の集大成”でした。
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「お肉、最高!」「この焼き具合どう?」など、
何気ない声かけの中にも、自然に思いやりと仲間を大切にする温かさがありました。

1日が終わるころ、一人ひとりが感想をポロリ。

──「子どもに寄り添う前に、自分自身と向き合うことができた」
──「この仲間とのつながりを、子どもとの関係に活かしたい」
──「初対面なのに、本音で笑い合える時間が持てて本当に嬉しい!」

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たった2日間ですが、悩みも喜びも分かち合い、笑い合った経験がこれからの活動の力に変わっていくと感じます。

JUMPプロジェクトは、
ただ単なる児童養護施設への支援ではありません。

大学生と子どもたちが関わることで「誰かを応援したい」「自分自身を変えたい」という温かい連鎖が、世代を越えて続いていきます。

あなたの温かいご支援も、その連鎖のかけがえのない一部です。寄付や参加など、どんなかたちでも構いません。ぜひ次世代につなぐ“新しい輪”を一緒に広げてください。

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今ここで生まれた輪を、これからもっと広げていきます。
あなたも、子どもも、誰もが自分らしい声で「またね」と言い合える未来を
一緒に作りましょう!

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