Study In America(SIA)プロジェクトでは、児童養護施設で生活する子どもたちや離島の高校生など、
さまざまな境遇にある子どもたちが、短期海外留学や離島研修などの越境体験を通じて視野を広げ、自分の可能性に気づき、夢を描けるようになることを目指しています。
 
 
児童養護施設で暮らす子どもたちは、多くの場合18歳で社会に出ていかなくてはならず、進学や挑戦の機会が限られています。全国平均で50％を超える大学進学率に対し、児童養護施設出身の子どもたちの進学率は約18％と著しく低い現状です。「自分にはできない」という自己肯定感の低さや、経験の幅の狭さも、進路選択の壁となっています。
 
SIAプロジェクトでは、海外での異文化体験やボランティア活動、現地でのディスカッションや発表を経験し、子どもたちが「自分の声や意見を持つこと」の大切さを学びます。
帰国後も、これらの経験が子どもたちの成長や人生の選択肢を広げる後押しとなっています。
 
詳しくは、Study In Americatudy について の記事もご覧ください。
 
 
 
2025年度「Study in America」第3期生が決定
 

そして、
このたび、2025年度「Study in America」第3期生が決定しました。
 
今年は全国の児童養護施設から6名、離島出身の高校生2名、計8名が参加します。
 
今回は初の「 公募制 」を導入し、これまで以上に多くの方からご応募をいただきました。
定員を超える応募の中から、選考を経て、8名が選ばれました。多くのご応募があった分、選外となってしまった方がいることは大変心苦しく思っております。
来期以降、より多くの子どもたちにこの機会を届けられるよう、私たちも資金確保や支援の拡充に一層力を入れていきたいと強く思いました。
 
先月初旬には、3期生の子どもたちとオンラインで顔を合わせました。
最初は少し緊張している3期生でしたが、プログラムの内容や留学先での体験内容を紹介するうちに、表情も徐々に明るくなり、希望を膨らませていることが伝わってきました。
 
次回、いよいよ事前研修で初めて全員が顔を合わせ、直接交流します。
新しい仲間たちがどんな出会いと成長の一歩を踏み出すのか、スタッフ一同とても楽しみにしています。
 

 
私たちはこれからも、子ども・若者たちが夢と希望を抱き、一歩ずつ未来へ羽ばたいていけるよう、全力でサポートを続けていきます。
皆さまの引き続きのご理解とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。